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実生活のことまで熟慮した間取りづくり

うがみんしょうらん

シンプルノート奄美スタジオの嘉川です。

30〜35坪ぐらいしかない土地

いわゆる狭小地に家を建てるとしたら

どのような間取りにしますか?

一般的に、このような狭小地で

家を建てるとなると、

2階建てになるでしょう。

1階には、

リビングダイニングキッチンと水回りが配置され、

2階には、寝室と子供部屋が配置されるのですが・・・

ここで幾つか問題が発生してしまします。

✔少しでも光を採り込もうと

窓を多くつくったものの、

逆に家の中が丸見えになってしまい、

結局カーテンが開けられず

家の中が薄暗くなってしまった・・・

✔必要な場所に収納が不足してしまい、

片付けがうまくいかない・・・

✔洗濯動線を考える時、

干す→取り込む→たたむ→片付ける、の

全ての流れを考えて動線をつくっていないため、

毎日の家事がとても不便になってしまった・・・

といった問題点が挙げられるでしょう。

それゆえ、光の採り込み方はもちろん、

収納のつくり方、そして家事動線のことも、

実生活のことを考えながら、

間取りを考えなければいけません。

✔景観にも配慮した理想的な動線


2F建て

例えば、

実家の隣に建っていた古い家を取り壊し、

建て替えたこちらの住まいは、

いわゆる狭小地と呼ばれる、

一般の方が見たら「ここに家って建つの?」

と疑問に思うぐらいの狭い土地。

このお家が建つ土地は、

接道が南であるため、

1階の一番北に水回りを配置し、

2階の一番南にベランダをつくり、

そこに洗濯物を干すという間取りを

つくってしまいやすい土地です。

しかし、そのような間取りにすると、

水回りは薄暗くて寒くなってしまいます。

さらに、脱衣室から一番遠いところまで、

毎日、重たい洗濯物を持って

階段を昇り降りしなければいけません。

これだと、歳をとるに連れて

どんどん辛くなっていきます。

それでは、どのような間取りが解決策となるのでしょうか!


洗面脱衣室

まず、洗面脱衣室を少し広めにつくり、

かつ南向きにします。

そして、その窓の向こうには、

洗濯物が干せるデッキを設けます。

こうすることで、晴れた日は、

洗濯機からわずか数歩で、

太陽が当たる場所に洗濯物が干せるし、

花粉などが厳しい時期は、

太陽が射し込む洗面脱衣室に

室内干ししておくことも出来ます。

また、そのデッキへは、

リビングからも続くようにしているため、

LDK


乾いた洗濯物を、

リビングに取り込むことが出来ます。

さらに、リビング近くには、

ファミリークローゼットを配置。

これは、乾いた洗濯物を、

そのままクローゼットの中のハンガーパイプに

干しておけるようにするためです。

もちろん、洗濯物を干すデッキは、

周囲から丸見えにならない場所につくってあり、

かつ周りから見えないように目隠しもしているので、

家の景観も美しい状態のまま維持出来ます。

いかがでしたか?

実生活での導線を熟慮した間取りづくり・・・

家づくりの参考になると嬉しいです。

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